「買い取りにしても、商品を買ってあげるとか、買ってやるんだという意識を持った店が、いまだにあるんです。私が社員にきびしく言っているのは、われわれはお客さんに商売させてもらっているんだから、その感謝の気持ちで仕事をしなさいってことですね。確かに値段も大事だけれど、そういう基本的な姿勢も大切なんです。とくに女性のお客さんは、そういうことをよく見ているんで、いい印象を持ってもらえると、口コミでお客さんがきてくれますからね」現在、質部門は除いて、小売りの某質屋だけで年間売上げ額は約五億円、粗利益率は一八パーセントセントぐらいである。粗利か意外と低いのは、前にも述べたように、良質の中古品を揃えるために買い取りを高めに設定していることや、メーカーからの新品の仕入れがあるからだが、「客に目を向けた商売」をしている限り、これからの店の経営も安定感が保たれるはずである。
Copyright (C) WWW.MONASTERO.ORG. All Rights Reserved.